#anhedonia

コミュ障だけど伝えたいことがあるの

多様性とかよくわからんけどミュージカル映画ってやっぱええな

  

 

就活生やーい!しんどいやーい!

いろんなことを形として残す必要があるように感じてきた今日この頃。そんなわけで、映画のレビューとか書かなきゃいけなくなって、まあどうせならここにも載せちゃおうか程度のやつ。まあ書くことを強制されたわけで、大した文章でもないけど、消化。

 

少し前のこと

映画『グレイテスト・ショーマン』を観ました。その雑感をば。

www.foxmovies-jp.com

個人的な映画の感想ですが、映画を観なくても大筋わかるように書きました。

以下ネタバレを多く含みますので、ご了承ください。

 

 

マイケル・グレイシー初監督作品『The Greatest Showman』

ヒュー・ジャックマン演じる主人公P・T・バーナムが、周囲の人間関係に悩まされたり、ショーとは何かに葛藤したりする、ミュージカル映画です。バーナムとは実在する人物で、大成功した実業家としてアメリカでは有名な人物のようです。


映画『グレイテスト・ショーマン』予告D

 

あらすじ。

アメリカで暮らす主人公バーナムは幼馴染チャリティと結婚し娘2人に恵まれ幸せな生活を送っていましたが、勤務先が倒産し、貧しい生活を送ることになります。そこで、変わった外見や特殊能力を持つ人たちを集めてサーカスをはじめました。これが大成功し、人脈が広がっていく中で、パートナーのフィリップ、そしてヨーロッパNo.1歌手ジェニーと出会い、成功を収めて行きました。ジェニーとの公演に夢中になったバーナムは、サーカスをフィリップに任せっきりにしてしまいます。ジェニーはバーナムに好意を持っていましたが、それに応えられなかったことからツアーは打ち切りとなってしまいました。不幸は続き、サーカスは火災により中止、家に帰らなかったことから家族にも愛想をつかされてしまいます。そんな中、失意に沈むバーナムに、サーカスの仲間たちが励ますシーンにてエンドロールを迎えます。

f:id:greenu:20180621092925p:plain 

 

観終わった時の率直な感想は「あ、ミュージカルって、いい」

というのも、とにかく映画の大半は歌っています。ショーのシーンはもちろんのこと、ストーリーの分岐、心情の変化を描くシーンは、すべて歌っています。その曲全てが素晴らしいものでした。

 

特に印象的なのは『Never Enough』

バーナムに好意を寄せていたのに、断られてしまったジェニーが、最後のショーで歌い上げたシーンに登場します。『決して満たされない』の曲名からもわかるように、彼女が歌手として名声を上げていく中で、たくさんのものを得てきたけれど、満たされない、その寂しさを熱唱している様が印象的でした。大きな広い舞台の上で一人ぼっちで歌い上げる姿が、情熱的でありながら儚げで、彼女の人生を体現しているように感じました。


The Greatest Showman - Never Enough (Vídeo con letra)

 

ストーリーに関しては、ツッコミどころ満載で、え?と思ってしまうところも多々あったのですが、今回のキーポイントは「人を大切にする」ということではないかと考えました。

 

最初サーカスでバーナムは、必死に変わった人たちを集め、盛り上げることに夢中になり、彼ら1人1人を励まして、成功へと導きました。しかしここから、ショーのためということに気を取られ、家族、パートナー、そして最高の演者であったジェニーまで、蔑ろにしてしまいます。そのことがきっかけで、ショーを失い、サーカスを失い、家族を失いかけます。しかし、ここで励ましてくれたのは、最初に共に歩んで来た、サーカスの仲間たちでした。彼らだけは、バーナムを見捨てることなく、また共に歩もうと言ってくれたのです。人を大切にするということの意味を、教えてくれました。

 

 

最後に1つ。最初のサーカスの中に出てくる「変わった外見や特殊能力を持つ人たち」という彼らについて。ヒゲの長い太った女性、子供より背の低い大人、2mを超える長身の男性、結合双生児など、「変わった人たち」がサーカスにはたくさん登場します。彼らは、その容姿から虐げられててきたことも多く、隠れて生きてきました。ですが、バーナムの熱い言葉に心動かされ、表舞台に立つことを決意したのです。

 

その舞台には、批判も多くありました。新聞記者が時々出てくるのですが、その都度「奇抜な彼らを変わり者として見世物にしている」という批判をしていました。彼らを集めてサーカスをやるということ自体が、一見気持ち悪く、不快感を与えるものだったのかもしれません。

 

今の時代おいて、考えさせられるものがあります。ようやく「多様性」に向けて動き出した時代です。その中で、彼らのような存在も含めて、虐げず認めていくことが、必要になってきます。彼らに対し不快感を持つようなことはあってはなりません。これらをどのように扱い、どのように伝えるのか、今一度考え直す必要があると思いました。

 

 

さて真面目な文章を私が書くとこんなもんです。

「それっぽい感じ」は出せたかしら?

今後こういうの続きます。